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大学生の息子に進められ、はじめてのブログを開きました。よろしくお願いいたします。私は東南アジア考古学の研究とバッハが大好きな人間です。 Dvaravatiとは? 東南アジアには1世紀末ころから古代国家が生まれてきます。そのなかでも、タイの湾岸一帯に6世紀ころから都市国家が現れてきます。これらの都市国家の連合体をDvaravati、ドヴァーラヴァテイー(タイでは、タワラワテイー、といいますが)といいます。 Dvaravatiの遺跡は、タイ湾の沿岸を中心に分布しているのですが、その文化的影響は、タイ湾沿岸地方だけでなく、チャオプラヤー河の流域に沿って北上し、ロブリーにまで達し、さらに東北タイに及んでいます。東北タイにはひじょうに多くのこの時代の遺跡が残っています。また、Dvaravatiを担ったといわれるモン人の一派は、ロブリーからさらに北の、チェンマイの南にあるランプンにまで達して、ここにも都市国家を築いています。 大規模な城壁、水を湛えた環濠で周囲を囲んだ大遺跡が多いのですが、内外に仏教関係の寺や仏像などが発見されるのがふつうです。ドヴァラヴァテイー仏は独特のスタイルをしていて、とても印象的な魅力があります。バンコク国立博物館にいらっしゃると、それらを見ることができます。ちじれた頭髪、大きな眼、厚い唇をもった仏像です。また、初期仏教の象徴である法輪(ダルマチャクラ)もあります。 ロゴ写真は東北タイ、ナコンラチャシマ郊外にあるムアン・セーマ遺跡の大涅槃仏像と私です。下はタイ湾東岸、プラチンブリにあるサ・モラコット遺跡の仏足です。 東南アジア考古学や遺跡、美術史に興味をお持ちの方々、バロック音楽、バッハが好きな方々、今後ともよろしくお願いいたします。 東南アジア考古学の話題を引き続きお話していきたいと思っています。
by dvaravati
| 2006-03-11 10:43
| 東南アジアの考古学
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